[]ひさびさに休日
映画「死ぬまでにしたい10のこと」を観る。
タイトル通り、24歳の一人の女性が、死ぬまでにしたい10のことをしていく。ほんとうにただ、淡々と。
死ぬことが分かったら、こんな風に一つ一つ終わらせていければいい。
父親に会うところと、子どもへのテープが忘れられない。
不慮の事故では死にたくないと思った。でも死ぬことが分かってしばらく自由に動けることなんて、きっとまれなことなんだろう。
原題の「MY LIFE WITHOUT ME」も沁みた。
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mova→FOMAに機種変更しようとドコモに行くが、12ヶ月以内なので1万円以上もする。あきらめる。
家に帰らないことも多いので、携帯から日記更新したいのだがmovaは送信メールが最大250字なのだった!原稿用紙半分程度。FOMAなら2000字まで送れるから。
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レメディは、鼻風邪がまだひどいので、再度kali-bi。
らくだプリント、小2−24、25。
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夕方に京都へ。
阪急の車内で『骨髄ドナーに選ばれちゃいました』を読み始めたら面白くて、河原町のサンマルクカフェでチョコクロを食いつつ読む。
『電車男』と同じ、BBS「2ちゃんねる」発の本。
骨髄ドナー登録した「鉄」さんが、ドナー適合し骨髄移植していく過程が、『電車男』同じくBBSでわいわい語られる。ドナー経験者、適合し移植を待つ人、医者、看護婦、いろいろな人が登場してくる。
そういえばオイラも2年ほど前、「ふと、なんとなく」で骨髄ドナー登録に電話したことがある。そのときは基本的に平日しか無理だったり、場所が遠かったりで面倒でやめてしまった。もし場所が近くて土日可だったら、こういうことに遭遇してたのかとドキドキする。
この本のいいところは、やはりBBSなので読みやすいこと。
そしてなにより「鉄さん」の肩肘張らない正直な語り口(口癖が「気楽にいこう!」)。
それから、実はけっこう多くの人が、ドナー登録に思いを馳せている、という事実だ。
ボランティアに対する複雑な思いもある。それに可能性は相当低いとはいえ、医療事故はゼロとはいえない、という恐怖。大事な骨盤に、何十と穴を開けられるんだから。
導尿カテーテル、家族の同意、輸血同意書、「もうひとりの私」(患者の血はドナーの血液型になる、ということ。B型の人がO型の人に移植されたら、血液はO型で皮膚組織などはB型になるらしい。面白い)。
そして色々な人の思いがあって移植は進んだり中止されたりする。
何であれ、全く予備知識のない世界のことが本音で語られているのはすごく意義深い。知らないとスタンスのとりようがない。こういう本が、厚労省のCMよかはるかに登録増加に効果あると思う。具体的だしね。
ひとつ忘れられないのが、鉄さんが「これは自己満足か?偽善か?」と悩んでいたときに出会う言葉。
「為さぬ善より、為す偽善」
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夜からは冬やみいちの初会合。
ぼちぼち行きますよ。