[]『となり町戦争』
を読む。
やみいちの稽古で一瞬だけタイトルが出て気になっていた。
自治体どうしが戦争する話。
意思決定がどこで、いつなされてるのかようわからん、のに
決定的なことが<いつのまにか>行われてしまっている。
そんな、行政を外から見た一般的な感覚が良く出てる。
吏員の言葉遣いは、いい感じに無機質で。
こんなのありえないように思うけど、
実際市民からはこういう風に聞こえてるのかな…。
もしかして都庁や霞ヶ関、税務署なんかだと
あんな無機質な感じもあるのかもしれない。わからない。
もっともうちみたいな現業職場では
みんな意思決定より筋トレに夢中なので
こういう無機質感がちょっとうらやましいのだ。
役所というよりマッスル工場だから。
主任はマッスルコック長と呼ばれてる。
「さあ、今日もおいしい筋肉をたーくさん、つっくるぞー!」
あと、
実際に戦争が本当に目の前で始まったら、
感情を麻痺させて理性的に対処して行動するか、
それができなかったら
<白昼夢としてしか飛び込んでこない目の前の現実>の中で、
知らないうちに死んでしまうか、
どちらかのような気がする。