家庭教師が終わった

明川哲也のブログ「青空みがきのブランコ」が突然終わってしまった・・・(この日記のタイトルの元ネタ)。過去ログも取ってない・・・ショック。

と書いても誰もわからないか。昔ドリアン助川、という名前で「叫ぶ詩人の会」をやっていた人です。今は作家。


また風邪をひいてしまった。しょうがを大量にすりおろしてあらゆるものに投入。


大阪への京阪電車で、マスクをしてぼうっとしながら本を読んでいたら、女の人がキラキラとエネルギーで光りながら(本当にそう見えた)、隣の席にすごい勢いでダッシュしてきて、隣にドスンと座ってこっちを見た。びっくりしてよく見たら、豊島さんだった。再度びっくり。

正直者の会本番を明日に控え、エネルギーであふれかえりそうな感じがよくわかった。眩しかった。あまりの眩しさに、もう少しで網棚にカバンを置き忘れるところだった。


今日は、1年3ヶ月続いた家庭教師の最後の日だった。今週末に前期試験の合格発表があり、その2日後に後期試験がある。

「「AのB」ということを英作文で書くときに、ofをできるだけ使わないほうが良い」説明をする。方法としては
?名詞を並べると前の名詞は形容詞化する
(例えば、「語学の教育」ならeducation of language じゃなくて、language education)
?‘sを使う
?動名詞を使う(teaching languages)。

もちろん英語独自のcollocation(熟語)の知識量の問題でもあるし、ネイティブ的にあってるかどうか、分からないときも正直多い。こつこつ知識を増やしていくしかない。

「抽象的なことをわかりやすく説明する」ことの面白さと難しさについて、随分勉強させてもらった仕事だった。ゲーム「MOTHER」のラスト、自民vs民主、相対性理論量子力学、『もののけ姫』のタタリ神、笑いの中の一瞬の勝負。思いつくあらゆるネタを使って、多少強引にでも、わかりやすくすることで、強烈なイメージを焼き付けようと思った。

3時間、英文和訳と英作文。終了後、「最後ですから・・・」ということでケーキをいただいた。この仕事をやる上で、生徒との相性は切っても切り離せない。いろんな生徒を相手にしてきたけど、この生徒(とご家庭)とは、ものすごく相性が良かった。同じ男子校出身で、納得しないと次に進もうとしないあたりも、「昔の俺だ・・・」みなまで言わずとも大体通じてしまう、連帯感があった。

いろいろ試行錯誤や失敗もあったけど、彼にとっての英語は、「全然自信がない」状態から1年で、「点を稼ぐ科目」になった。エンジンに火がついた生徒は、すごい勢いで走り出す。そのことを、間近で見せてもらった。

「最後にケーキ出してもらって、なんか最後やねんな、って実感わいたわ」
「最後ですよー」
「来たときはなんか実感なかったけどなー」
「実感なんてそんなもんですよ。僕、小学校卒業してんな、って実感今湧いてますから」
それは戻りすぎだろう。

最後に握手をして別れた。合否は日曜に分かる。どっちにしても、メールしてな!と念を押す。
毎週、準備は大変だったけれど、本当に楽しかったし、充実してた。
いい仕事だったなー。

合否は大事だけど、それ以上に「とにかく全力を出し切った」感を持つことが、大事なのだと思う。



これでとりあえず、家庭教師は全て終了。
3月はわりと、ゆっくり過ごせそうです。新学期の準備はあるけど、少し一息。

4月からは、月・火曜が亀岡でフリースクール&塾、
水〜金が大阪で高校の教員、の2本立てで。

一時期は「5本立て」くらいで働いてて、誰に何をどこで?って頭を整理するのが大変で。これだけ働いても楽にならざり・・・という感じだった。そういう意味では、少し楽になりそうです。 
土曜に京都で英会話の教室に通っているので、土曜〜火曜は京都で過ごすスケジュールです。

3月は少しひまなので、ブログを書こうと思う。


闘魂焼酎

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