He passed the exam!/下鴨車窓「旅行者」

昼間、家庭教師をしていた生徒から、「神戸大後期、無事合格」のメール。
今日発表なのは知っていたので、メールを待っていたけど来ないので、あかんか…と思っていたら朝は寝てたらしい。一番行きたかった農学部の、動物のことができる学科に行けるとのこと。おめでとう!すばらしい、ほんとうに、良かった。


英会話。
発音を気にする僕に、カノ先生は、「Your English is really good.」と言ってくれる。
国連大使の話しているのを聴いたことがある?彼らはすごく良い英語を使う。でもその発音はそれほど良いということもないよ」と。
正しく表現できる文法力とcontext(文脈)、そしてbeautiful collocation=語の結びつきをどれだけ正しく使えるか、の方が大事だよ、と。
嬉しいなあ。とてもやる気が出てくる。
僕も4月からは、大阪でも京都でももっと多くの生徒に英語を教えることになる。こんな、生徒をやる気にさせるような教え方がしたい、と思う。


木曜日、下鴨車窓「旅行者」を観に行った。中にはいると演出助手の肥田さんがいた。「へい、らっしゃい!」魚屋のバイトでみがいたらしい、変な声かけをしていた・・・。

作・演出の田辺剛、という名前がどこかで昔見た、と思ったら、学生時代に旗揚げしていた「京都・古典・劇場」の人だったのだ。チラシを読んで判った。その頃からずっと地道に活動されていたのだなあ。

役者の存在感がものすごく濃密で、贅沢な舞台だった。
ゆうみさん、みちよさん、モリエリちゃん、まったく別の場所で知っている3人の役者さんが、舞台上で姉妹として会話しているのがとても不思議で、茫然となってしまった。そういうことってよくあるのだけれど。あと、髪を染めたみちよさんが、見目格好から話し方物腰まであまりにも友人、その人も2年ぶりくらいにもうすぐ会うのだが、その人をものすごく彷彿とさせて、それにもまた呆然・・・。そして終演後にそれを話して「それめちゃめちゃよく言われるねん」と言わせてしまった・・・申し訳ない。

なんというか、あれだけの数の役者が全員「異なる」存在感を出していて、しかもそれぞれをじっくり味わわせる、演出だった。それはなかなか贅沢なことだ。
特に女の人たちが、ゆれながらも強く立とうとしている在り方、立ち方が六人六色で、その違いが一番の豊かさだったと思う。

ハラダリャンという人は、本当にうまい。改めて思った。どうやったらあそこまで計算して、動かせるのだろうか。空気を。ちゃんと軽いってことは、ちゃんと強いってことだと、改めて。

あとハゲの弁護士の人!あの人のたたずまいの、ただごとでなさ、はなんなのだ。田辺さんの舞台の常連さんだろうか。あんなにも「ハゲ」を生かした役作りをほかに知らない。前観たときもハゲだったし、今回もハゲだ。いつもハゲなんだろうか。それとも舞台のたびにハゲにするのか。いや日ごろからハゲなんだろうと思う。過去最強のハゲさだった。素晴らしかった。

ラスト近くの、姉妹の唐突な別れが胸に残った。別れというものが大体は唐突にやってきて、しかも取り返しはつかない、ということのリアリティをじんわりと感じながら観ていた。
「向こうへ行ったら、姉妹同士仲良くするって、約束して。絶対に。」と約束させて、全員を送り出す長女。身体は限界なのに、自分のやるべき使命をしっかり果たしたあとで転がり眠る彼女の横で、ハラダリャンが酔っぱらって踊っている絵は、寝る前に読む昔話みたいに美しかった。
長女を見て、亡くなったおばあちゃんのことを、少し思い出してしまった。

真っ向勝負の正統派、という感じでした。強さがある。



鴨川で、えびバーガーを食べて昼寝。

鴨川の昼間


なんだか疲れが抜けないので久々に銭湯に行く。
銭湯で大相撲中継を見るって、なんて幸せなんだろうか。
久々に観る琴光喜はやっぱりかわいい。
朝青龍は、最近ちょっと悪役顔が過ぎますね。

大阪での卒業式のことを書こうと思いながら、
明日は、待ちに待った竹岡先生の講義なので、これから予習。