さよなら初芝



祖父母が住んでいた家が賃貸に出されることになり、家財の整理に。


子どもの頃から見慣れているタンスや食器棚を解体。
椅子の下をくぐり抜けようとして
身体が抜けなくなり大泣きしたことや、
庭で祖母と野球したことなどを思い出す。

古い家財の解体作業は大変で、
前日のアルコールが滝のような汗で抜けていく。
終わった後は、爽快感すらあって。


こうやって、次のステップに進んでいくんだと。


行き慣れた洋食屋「キャロット」のランチを食べつつも、
この店ももう来ることはないだろうなと。
そういう時は、だいたい感慨が浮かぶ前に
時間が過ぎていってしまう。


まさしく
あっちゅう間に。





夜は妹セレクトの焼き鳥「鳥まる」
注文するもの何でもかんでも、美味でした。
激戦区福島の底力。


そして妹家族の子どもちゃんたちが、
可愛いのなんのって。


焼酎の「前割り」という飲み方を初めて知りました。
前の日から先に水で割っておく。
すると水と焼酎がものすごくなじむ。
これがめちゃくちゃ飲みやすかった。
普通の水割りが飲めなくなる・・・と危険を感じました。



親も妹も自分も子どもも、
ゆっくりと
確実に
年をとり。


時は有限、
じわじわと、
過ぎ行きて、
生きています。